どうも、レコーディング・エンジニアのよーへい(@campanella225)です♪
音楽が好きでエンジニアになってこともあり、映画を観ていても「音楽」は気になってしまいます。そんな僕が、特に印象に残っている作品を紹介していきます!
映画が終わった時、心ではストーリー以上に音楽が鳴り響いているでしょう。
1.ダンサー・イン・ザ・ダーク
原題:Dancer in the Dark。ラース・フォン・トリアー監督、ビョーク主演の、2000年製作のデンマーク映画。
アイスランドの人気女性歌手ビョークを主役に据え、手持ち主体のカメラワークやジャンプカットの多用によるスピーディーな画面展開、不遇な主人公の空想のシーンを明るい色調のミュージカル仕立てにした新奇な構成の作品である。
2000年の第53回カンヌ国際映画祭では最高賞であるパルム・ドールを受賞し、ビョークは映画主演2作目で主演女優賞を獲得した。音楽もビョークが担当し、はゴールデングローブ賞およびアカデミー賞の歌曲部門にノミネートされるなど高く評価された。
好きな映画を一つ上げろと言われたら、迷わずこの作品をあげます。
音楽、映像の色彩、ビョークの演技、どこをとっても素晴らしい。
これだけ素晴らしい映画で大好きなのですが、一回しか観ていません。観ると「おい、おい」泣いてしまう…嗚咽がもれるほど泣いたのはこの作品を観た時だけです。それほどまでに衝撃的な内容。
2.ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
Hedwig and the Angry Inch。オフ・ブロードウェイで上演されたミュージカルと、その映画化作品である。
全米各地を旅する売れないロック歌手のヘドウィグは共産主義体制下の東ドイツで生まれた。
幼い頃、母親から「愛の起源」についての話を聞かされる。アメリカ軍人ルーサーに出会い恋に落ちるまで、ヘドウィグはハンセルという名の男性だった。母親はルーサーと結婚しアメリカに渡れるよう、彼に名前とパスポートを与え、性別適合手術を受けさせた。
だが手術は失敗し、股間には「怒りの1インチ(アングリー・インチ)」が残された。そして2人はアメリカへ渡ったのだが、ルーサーは最初の結婚記念日の日ヘドウィグのもとを去っていってしまう…。
主人公の設定から虜にされた作品。面白くないわけがない!
股間に残されてしまった「怒りの1インチ(アングリー・インチ)」。そこから織りなされる人間関係。「人と愛」について考えさせられます。
音楽としても全曲が秀逸!サントラを買ってしまうこと間違いなしですね。
何度観ても、笑いと切なさと生きる強さをもらえる作品。
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3.月とキャベツ
人気バンド「ブレインズ」のボーカルだった花火(山崎まさよし)は、バンド解散後東京から離れた田舎で音楽活動から離れキャベツを栽培する生活をしていた。
周囲からは音楽活動への復帰を期待されていたが、本人はそんな周囲の声に戸惑っていた。そんなところに、花火のファンであるという謎の少女ヒバナ(真田麻垂美)が現れる。
花火とヒバナ、向かい合わせの孤独が呼び合って、ひと夏限りの永遠が始まろうとしていた。
シンガーソングライターの山崎まさよしが主演をつとめています。今観ると、その若々しさも楽しめると思います。
彼の代表曲である「One more time, One more chance」がフィーチャーされており、映画の中でこの曲が生まれていったかの様なストーリー。ストーリーと歌詞のリンクが素晴らしくて…泣けますね。
観終わるとキャベツをバリバリとむさぼる様に食べたくなる(笑)観る時はキャベツを一玉用意してからご覧になった方がよいのかも…
4.リリィ・シュシュのすべて
ウェブサイト上でBBSの形式を利用して、一般参加者との対話の中から物語を展開させた岩井俊二のインターネット小説から生まれた衝撃の問題作。
中学生になった蓮見雄一は同じクラスの優等生・星野修介と仲良くなる。
夏休み、2人はほかの仲間たちと西表島へ旅行に行く。そこで星野は2度命の危険にさらされる。そして逆に、島で知り合ったばかりのバックパッカーのあっけない死を目の当たりにする。
旅行から戻った星野は変質し、番長を倒し自らその座に収まり、蓮見はいじめの対象になっていく……。学校での星野の凶悪さは常軌を逸し、その仕打ちに傷つく蓮見は、唯一の慰めとなっていたカリスマ的女性アーティスト“リリイ・シュシュ”のファンサイトを立ち上げ、そこで痛々しい心情を吐露していくのだったが……。
邦画で一番好きなのが本作。
岩井俊二監督&小林武史の最強タッグ(個人的に)の作品。この劇中で出てくる「リリィ・シュシュ」という女性アーティスト。現実の世界では「Salyu」として活躍しています。
この映画も鑑賞後はズドーンと落ちる系です。ですが、
岩井監督自身「遺作にするなら、これを遺作にしたい」と語る渾身の一作。
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5.ヴァンパイア
本作は、病身の母親と暮らす高校教師サイモンが、あるwebサイトに集まる“死にたい少女たち”に血を求めて寄り添ううちに、しだいにピュアな愛に昇華してゆく“奇妙な純愛物語”だ。
岩井にとって8年ぶりの長編劇映画となる『ヴァンパイア』は、原作から脚本・監督・音楽・撮影・編集に至る隅々にまで、まさに心血を注ぎこんだ、渾身の一作となった。
岩井俊二監督が脚本・監督・音楽・撮影・編集・プロデュースと一人6役をこなした作品。とにかく僕は岩井監督が好きです(笑)
この『ヴァンパイア』という作品、これまで多くの映画・小説・漫画などでテーマとされてきました。ですが、こんな描き方は世界で初めてではないだろうか。これまでのヴァンパイア感とは違いますね。岩井俊二監督のヴァンパイア。
全編英語で製作され、唯一、蒼井優さんが日本人として出演しています。
注目はラストシーン。本当に美しいです。ラストシーンだけのベスト1なら間違い無く『ヴァンパイア』です。
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